小説 平凡な少女と異常な旅

ドリーム小説

  平凡な少女と異常な旅 第一話 始まりの日


ジリリリリリリ、と目覚まし時計が無意味な音を鳴らす。
なぜ無意味なのかといえば、とっくに起こすべき人が起きているからである。
『うるさいっっ!!!』と目覚まし時計は五秒もたたないうちに止められる。
と、いうかセットしておきながら先に起きていて『うるさいっっ!!!』とは・・・目覚まし時計の方がいい迷惑である。
だが、いつもの朝にこんな光景はない。今日は特別であった。
目覚まし時計を止めた少女はベットの脇の全身が映る鏡を見つめた。
『う〜ん、なんかダボダボ。ていうか、なんか恥ずかしいなあ。』
鏡の中に映った制服姿の自分を見て、思わず一人だと言うのに少女はぼやいた。
今日は少女が待ち望んだ日。中学校の入学式であった。
昨日は何となく緊張してよく眠れなかった。
とくに入学式で何かやるわけでもないのだが、やはり落ち着かなかった。
少女は壁をみつめる。その壁には『鋼の錬金術師』という漫画のポスターが貼ってあった。よく見回してみればほとんど壁一面に、である。
この少女は『鋼の錬金術師』という漫画のオタクらしい。
そのポスターに書いてある金髪の少年と、大きな鎧、そして・・・・・

『ロイ・マスタングさまぁ〜〜〜★』と少女は黒髪、黒目の男性の所に飛びつく。
『ロイ様!!!!私、端 田奈は、中学校、頑張って行きますからね!!』
と、少女、改め、端 田奈は自分の部屋を飛び出て、お母さんご飯!!と叫んだのであった。


田奈は時間的に余裕でチャリに飛び乗り、家を出た。
なんだかわくわくするなぁ〜〜と爽快に自転車をこぐ。
実際、あまり小学校と変わりはないと分かっていても嬉しいものは嬉しいものだ。
ああ、鋼錬仲間いるかなぁ〜〜などといろいろ考えていると急な下り坂が見えた。
思わず、怖くて一回自転車を止める。
ここは要注意ポイントだと母親に言われていた。
急な坂道な割に長く続くし、スピードだって速くなる。何よりその下にビュンビュン車が通っているのだ。
ここで、亡くなった人がいると聞いた時思わず青ざめた。
田奈はゆっくりとゆくっりとペダルを踏んだ。ブレーキをかけながらゆっくり降りる。
スピードはとてもゆっくりだったが、少しするともう坂の終わりに近づいていた。
『ああ、良かった。なんにも起きなくて・・・・。』と思わず声にだしてほっとする。
田奈が気を抜いたその瞬間・・・・・

ぐらりと倒れる程の揺れ。強い地震だった。いつもだったらすぐに自転車から降りるところだが、坂だったこともありパニックになる。
『あ、わあ!!!!』と悲鳴を上げ田奈は自転車もろとも道路に倒れ込む。
そこにトラックが飛び込んできた。スピードが速い。
キキーーーッッッというブレーキ音が響く。
だが、スピードが速かった為、間に合わない。
田奈は体を起こすまもなくトラックが目の前にいるのが分かった。
トラックと田奈がぶつかる数秒間、田奈は反射的に思った。

・・・・・・・・死にたくない、死にたくない、死にたくないよ!!!!!

その瞬間、世界が真っ白になった。















トラックの運転手は、あわてて運転席を飛び出した。
どうしよう、女の子をひいてしまった。自分でも顔が青くなるのが分かる。
自分がひいてしまった少女がいるべきところを見つめる。
運転手はさっきとは違う意味で青くなった。
そこに少女はいなかった。血痕さえのこっていなかった。
運転手はそこに立ちつくすのであった。

                                   つづく


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うわぁ〜〜、書いてしまいましたね、はい。マジで計画性がまったくないですね。
っていうか鋼錬キャラ出てきてないし。。。第二章で出てくる・・・・はずです。


テーマ : 鋼の錬金術師 - ジャンル : アニメ・コミック

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